ブラジル代表のネイマールは止められない photo/Getty Images
セレソンでのパフォーマンスは圧倒的
ついに南米でもコパ・アメリカがスタートしたが、やはり主役はブラジル代表FWネイマールだ。
開幕戦ではベネズエラ代表相手にいきなり1得点1アシストの活躍を披露し、3-0の快勝に貢献。
同じ南米ではバルセロナ時代にMSNを形成したアルゼンチン代表FWリオネル・メッシ、ウルグアイ代表FWルイス・スアレスも偉大なアタッカーだが、代表でのネイマールは2人をも超える数字を残している。
ここまでブラジル代表では107試合に出場し、68得点46アシスト。得点関与数が試合数を超えているのは見事で、時間にすると77分に1点のペースで得点に深く関与していることになる。
ベネズエラ戦でも7度のチャンスメイクを記録しており、コパ・アメリカでは得点王&アシスト王を狙うことだって可能だろう。
ウルグアイ代表の絶対的エースであるスアレスは118試合で63得点の成績となっており、ネイマールの方が僅かながら得点ペースが早い。
メッシは145試合に出場して73得点51アシストと見事な成績を残しているが、こちらもネイマールの方がペースは優れている。得点数、アシスト数の両方で近いうちにネイマールがメッシを超えてくるだろう。
さらにネイマールの凄いところは、メジャートーナメントできっちり結果を残しているところにある。批判を浴びる機会も少なくないが、2018年のワールドカップ・ロシア大会では2得点2アシスト、2014年のワールドカップ・ブラジル大会では4得点1アシスト、前年のコンフェデレーションズ杯では4得点2アシストでチームを優勝へ導いた。当時の大会では日本代表も強烈なボレーシュートを喰らっている。
代表での戦いに限れば、ネイマールは現南米No.1プレイヤーと言っていい。メッシ、スアレスも敵わぬペースで得点を演出しており、南米ではもう少しネイマールの支配が続きそうだ。