レスターが狙うピンポイント補強 今夏の獲得リストにも期待でき...の画像はこちら >>

レスターへの移籍の噂があるダカ photo/Getty Images

的確な補強でここまで成り上がってきた

昨季は5位フィニッシュと惜しくもCL出場権を逃したレスター・シティ。シーズン中は上位に名を連ねていたが、主力の怪我もある終盤に失速してしまった。

リヴァプールやアーセナルといったライバルクラブの不調もあったが、既存戦力で上位を狙えることが分かっただけでも、昨季は収穫があったか。

そんなレスターだが、大黒柱であるジェイミー・バーディの後釜にレッドブル・サルツブルクのFWパトソン・ダカに目を付けたようだ。ジャーナリストであるファブリシオ・ロマーノ氏によれば、レスターはストライカーの候補としてダカとセルティックのオドソンヌ・エドゥアールの二人と交渉を行っているという。

確かに、ダカのような身体能力に優れたストライカーはレスターのターゲットとマッチしており、可能性としては高そうだ。しかし、気になるのはザルツブルク産のFWが余り結果を出せていないことか。アーリング・ハーランドは規格外だが、ファン・ヒチャンや南野拓実は5大リーグで苦戦気味だ。しかも、レスターはプレミアリーグの上位クラブであり、プレッシャーも大きいだろう。

今季のレスターは補強に積極的なようだ。まだ一つも決まってはいないのだが、ロマーノ氏によると、前述した二人に加え、リールのMFブバカリ・スマレとも合意済みだという。スマレに関してもウィルフレッド・エンディディとローテーションさせることが予想でき、チームに加入することになれば弱点を補う的確な補強であると言える。

また、EURO2020の大会期間中ということもあるが、チームの中心人物であるユーリ・ティーレマンスの報道も少なくなってきた。彼を放出となれば、金銭面での余裕は出来るが、チームとしては一つレベルが下がることになる。


出来るだけ既存戦力はキープして来季のプレミアリーグに臨みたいところだ。

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