ルーキーながら主力として活躍(写真はイメージ) photo/Getty Images
中2日でのスタメン出場は伊藤と岩波のみ
湘南ベルマーレにまさかの逆転負けを喫した浦和レッズ。そこから中2日で迎えた柏レイソル戦だったが、後半に2ゴールを決めて勝利を果たした。
湘南戦をフル出場した伊藤は、今試合もボランチで80分までプレイ。柴戸海とのコンビで攻守に顔を出し、縦横無尽にピッチを走り回る伊藤は、3日前に90分走り切った選手とは思えない運動量だった。
38分には自らボールを奪うと、カウンターの起点となった伊藤。中央でつないで最後はシュートを放ちGKの正面となったものの、出足の速い守備でボールを奪ってから一気に攻撃へとつなげるプレイは、浦和の新たなスタイル構築に大きく貢献している。
また湘南戦ではCB以外全員が新加入だったのに対し、柏戦では新加入選手は伊藤ただ1人だった。それでもルーキーとは思えない安定感を見せ、すでにチームの心臓として監督からも信頼されているということだろう。
浦和の下部組織出身なこともあり、サポーターからの期待値も高い。長谷部誠も付けた背番号「17」を背負った将来のキャプテン候補がチームの躍進を支える1人である。