レスター行きが近いバートランド photo/Getty Images
来季も楽しみなチームが作れそうだ
今夏も積極補強が目立つレスター・シティ。既にレッドブル・ザルツブルクからFWパトソン・ダカを補強し、昨季気になっていた前線の人材不足を即戦力で補強した形だ。
そこで現在の戦力をまとめると補強が必要なポジションはDFジョニー・エヴァンズの代わり、中盤の守備的なMF、そしてDFジェイムズ・ジャスティンを負傷で欠いている左ウイングバックとなる。
ボランチに関してはリールのMFブバカリ・スマレとの合意も近いと言われているが、左ウイングバックについても目処が立っているようだ。英『Sky Sports』によれば現在、フリーとなっているDFライアン・バートランドとの合意も取り付けたと報じている。近日中に公式から発表がありそうだ。
また、2年の短期契約も若手の出場機会を奪わない絶妙な期間に設定されており、レスターの交渉術の上手さがうかがえる。
今後の起用法としては、バートランドと昨季の終盤にブレイクしたDFルーク・トーマスの併用で良さそうだ。安定感に欠けるトーマスだが、マンチェスター・ユナイテッド戦では素晴らしいゴールを決めており、彼への期待は大きい。そこにベテランで安定感のあるバートランドを並べ、チームとしての戦力の底上げをする非常にうまい補強であると言える。また、前述したジャスティンが戻ってくれば、競争力も生まれ良い環境となるはずだ。
確実に戦力補強をし、来季に備えているレスター。来季は昨季不安定だったリヴァプールやCLを制したチェルシーと敵は多いが、どこまで上位に食い込めるか楽しみだ。