今夏も注目集めるルカク photo/Getty Images
5度目の完全移籍が近づく
ベルギー代表FWロメル・ルカクは間違いなくワールドクラスのストライカーであり、これまで何度もビッグクラブが争奪戦を繰り広げてきた。当然のことながら移籍金額も凄まじい。
まず2011年にアンデルレヒトから1000万ポンドの移籍金でチェルシーへ移籍し、その後出場機会を求めてエヴァートンに2800万ポンドで移籍。
そこでの活躍からマンチェスター・ユナイテッドに7500万ポンドの移籍金で移籍。狙い通りエヴァートンからビッグクラブへステップアップしたわけだが、マンUでは大爆発とならなかった。ワイドな位置で起用されることも多く、才能を100%活かせたわけではない。
そうした状態から抜け出す狙いもあったか、2019年には7400万ポンドの移籍金でインテルへ。ここではセリエA制覇も経験し、文句のつけようもない時間を過ごした。このままインテルで長くプレイするシナリオも考えられたが、今夏にはチェルシーへの復帰が決定した。
チェルシーはルカク再獲得へ9750万ポンドを費やしており、今夏もまたルカクを巡って巨額のお金が動いたことになる。
最初にアンデルレヒトからチェルシーへ移籍したところから合計すると、ルカクに費やされた総移籍金額は2億8450万ポンドということになる。いかに移籍の回数が多いか分かる数字だ。
今季もまた9750万ポンドの移籍金に見合う活躍ができるか厳しくテストされることだろうが、ルカクはその期待に応えられるのか。
レンタルを除いても、ルカクは28歳にして5つのクラブでプレイしたことになる。