イニエスタは前線をどう操るか photo/Getty Images
今季ここまでは勝ち点差21
来年のヴィッセル神戸はJ1優勝候補となるだろうか。
今季もここまで4位と悪くない位置につけているが、今のJ1は川崎フロンターレが支配している。
現実的にリーグ制覇を目指すなら、今年ではなく来年だ。注目はFW大迫勇也、ボージャン・クルキッチ、武藤嘉紀の新戦力3人だろう。
大迫と武藤は日本代表と欧州で長くプレイしてきた実力者であり、ボージャンも経歴は華やかだ。欧州の多くのリーグでプレイしてきた経験があり、その得点感覚はJ1でも機能すると信じたい。

ボージャンが神戸にやってくる photo/Getty Images
J屈指の攻撃集団が見たい
米『ESPN』も神戸の積極補強に注目しているが、焦点に挙げられたのは得点力だ。
今季ここまでの神戸はリーグ戦23試合で36得点を挙げている。悪くない数字だが、2位の横浜F・マリノスは51点、首位川崎に至っては55得点も挙げている。まだまだ攻撃の完成度には差がある印象だ。
川崎の攻撃が完成しているのはもちろん、横浜もセルティックへ向かったアンジェ・ポステコグルーの下で攻撃的なスタイルを作り上げていた。神戸が彼らに匹敵する攻撃力を得るには、タレント力だけに頼らない確かなスタイルを構築しなければならない。
FW古橋亨梧がセルティックへ向かったのは痛いが、大迫に武藤、ボージャンを加える神戸は攻撃力で川崎を越えられるのか。