ケインを諦めないマンC 偽9番がありながらイングランド代表F...の画像はこちら >>

ストライカーの獲得を熱望するジョゼップ・グアルディオラ photo/Getty Images

タイムリミットが近づいている

長年クラブを得点という形で支えたセルヒオ・アグエロが退団し、次なるストライカーを探しているマンチェスター・シティ。大本命はトッテナムのハリー・ケインでEURO2020が終了した7月末から今まで継続して話が続いているようだ。



なぜ、そこまでケインにこだわるのか。もちろん一つはワールドクラスのストライカーだからだ。昨季まではアグエロがその役割を担っており、チームを支えていた。彼が移籍したことで、明確な得点源がいなくなったことでプレミア王者はケインを欲している。

また、ケインはサイズがあり、ターゲットになれる選手である点も評価されているだろう。今まではアグエロのような小柄な選手が最前線を張ることが多く、その中でも得点を重ねていた。それが前線の選手がわざとポジションを下げることで生まれるスペースを活用する偽9番を使った崩しだ。

しかし、機械的で読みやすくフィニッシュまで時間がかかってしまい、自陣に堅いブロックを敷くチームには苦戦を強いられる。例えば先日対戦したスパーズや、マンチェスターのライバルクラブであるマンUだ。彼らには単純なクロスでの攻撃は意味をなさず、左右にボールを散らし、揺さぶったところでミドルシュートやボックス内の深い位置からのクロスで得点を奪うことで今まで勝利を挙げた試合もある。

そこで単純なクロスから得点を奪える可能性の高い選手の中で、足元でボールを受ける技術、オフザボールの動きなど、できることの多さからケインが選ばれたのだろう。また、空中戦で得点が奪えるようになれば、マンCの得意とする崩しにも幅が生まれ、総合的に攻撃力が上がることになる。


このようにケインを欲しがる理由は多いプレミア王者。トッテナムはケインの放出を拒否しており、代役にはフィオレンティーナのドゥシャン・ヴラホビッチが挙げられているが、移籍市場閉幕までに話をまとめられるだろうか。

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