リヴァプールで出番なき南野 photo/Getty Images
若いライバルが続々と出てくる
改めてリヴァプールの厳しさを感じる夏となっているのではないか。日本代表FW南野拓実に出番が回ってこない。
ロベルト・フィルミーノ、サディオ・マネ、モハメド・サラーのトリオはもちろん、ディオゴ・ジョタも開幕から絶好調だ。
それに加え、チームにとって嬉しいサプライズとなったのがブラックバーンへのレンタル移籍から戻ってきた18歳のFWハーヴェイ・エリオットの成長だ。
期待されていた才能ではあったが、成長速度は想像より速い。ウイングだけでなくインサイドハーフでの起用もオプションとなり、また1人南野のライバルが増えた印象だ。
エリオットは貴重なレフティープレイヤーでもあり、チャンスメイク力は昨季プレミア・チャンピオンシップ(イングランド2部)で証明済みだ。エリオットのインサイドハーフ起用は増えていくかもしれない。南野も中盤をこなせるが、エリオットが強烈なライバルとなるのは間違いない。
また、英『Rousing The Kop』はリヴァプールが今夏のEURO2020で大ブレイクした21歳のデンマーク代表FWミッケル・ダムスゴーに目をつけていることを伝えており、サンプドリアからダムスゴーが加われば南野の状況はさらに苦しいものになると取り上げられている。
次々と自身より若い優秀な選手がやってくるのがビッグクラブの厳しいところで、日本代表の中心選手である南野でもポジションを掴むのに苦労している。
このまま我慢する意味があるのか。南野の2021-22シーズンは厳しい立ち上がりとなっている。
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