チェルシーで圧巻のパフォーマンスを披露するメンディ photo/Getty Images
開幕からハイパフォーマンスを継続中
今夏移籍市場にて、インテルからベルギー代表FWロメル・ルカクを獲得したチェルシー。昨季はセンターフォワードのチョイスに終始悩まされることとなった彼らだが、今季はルカクの加入によってその問題が完全に解決された節がある。
しかし、そんなルカクの躍動ぶりが注目を集める一方で、チームを最後方から支える守護神の存在も忘れてはいけない。昨季途中、たった2200万ポンドの移籍金でチェルシーに加入するも、ルカクに引けをとらぬ活躍を見せている男。GKエドゥアール・メンディだ。
ルカクを攻撃の要と呼ぶのなら、守備における要は間違いなくこのメンディだろう。開幕からのリーグ戦4試合すべてにフル出場している同選手だが、そのなかでチェルシーが喫した失点はわずか「1」。その1失点もPKで失ったものであり、なんとメンディは今季いまだに流れの中から失点を許していないのだ。
ちなみにデータサイト『FBref』によると、そのセーブ数「16」はレスター・シティのカスパー・シュマイケルと並んでリーグトップタイの数字。セーブ機会も多いとあって、今季のメンディはまさに“鉄壁”と呼ぶにふさわしいパフォーマンスを披露していると言っていいだろう。
現地時間11日に行われたアストン・ヴィラ戦でも、その前のリヴァプール戦でも相手の決定機を幾度となく阻んだチェルシーの守護神。移籍金こそルカク(9750万ポンド)の4分の1にも満たなかったメンディだが、その貢献度はベルギー代表FWにも匹敵すると言っていいはずだ。