ベンゼマも開幕から好調 photo/Getty Images
地味な戦いでも白星増やす
銀河系軍団の名にふさわしい破壊力抜群のパフォーマンスとはなっていないが、今のレアル・マドリードをどう評価すべきだろうか。
スペイン『MARCA』は静かな自信を抱えているのではないかと分析しているが、それも間違いではないだろう。
今夏の移籍市場ではDFセルヒオ・ラモスとラファエル・ヴァランをダブルで失うショックがあったものの、ここまではチャンピオンズリーグを含めて無敗を維持。ほぼ文句なしのスタートと言っていい。
昨季から振り返っても、リーグ戦では2021年に入ってから1度しか負けていない。今年1月30日のレバンテ戦を落として以降はリーグ戦でも無敗を維持していることになり、昨季後半戦ではバルセロナとのクラシコも制してみせた。
また昨季レバンテに敗れてからは1点差で勝利するゲームも多く、レバンテ戦以降に挙げた12勝のうち半分の6勝は1点差ゲームだった。今季もレアル・ベティスを1-0、バレンシアを2-1で撃破するなど渋いゲームが目立つ。
クリスティアーノ・ロナウドがいた頃のようなド派手なサッカーは減ったが、粘り強い集団であることに変わりはない。チャンピオンズリーグのインテル戦、先日のバレンシア戦と終盤にゴールを決めているのも特徴的で、レアルは名将カルロ・アンチェロッティの下で着々と自信を深めていることだろう。