3試合連続ゴールのフアンマ photo/Getty Images
九州ダービーでもゴール
アビスパ福岡はサガン鳥栖との“九州ダービー”で激突して3-0と勝利した。上位に立つ鳥栖に圧倒して勝ち点3を獲得し、8位に付ける福岡は鳥栖との勝ち点差を5とした。
ここに来て復調の兆しが見えてきた男がFWフアンマ・デルガドだ。日本で3クラブ目となるスペイン人ストライカーは、昨季大宮アルディージャから移籍し、8得点を記録。J1昇格に貢献した。
しかし今季序盤戦は、ゴールが奪えず苦戦を強いられる。メンバー外になることも少なくなかったFWだが、中断期間以降にスタメンに復帰すると、3-0と勝利した鹿島アントラーズ戦では、2ゴールを決める活躍を見せて上位を撃破。続く湘南ベルマーレ戦でもPKで先制点を決めると、鳥栖戦でもゴールして3試合連続得点中と好調をキープしている。
圧倒的なフィジカルとゴール前での上手さを武器とするフアンマ。V・ファーレン長崎でもJ1を経験しており、今季も福岡の攻撃陣をけん引するかと思われたが、なかなか結果を残すことはできなかった。しかし夏場を乗り切った選手たちは、秋に差し掛かるこの時期に疲労がたまってくる頃だ。そこでフアンマのような大柄のストライカーに対応するのは、非常に厳しくなってくる。フアンマにとってはチャンスなのだ。
加えて彼のゴール前での得点感覚の高さは、相手DFを翻弄し簡単にゴールへとつなげてしまうのだ。