ルカクやハキミが抜けながらも好調を維持するインテルだが、今後はどのような補強を敢行してくるか photo/Getty Images
ジェコのパックアッパーは欲しいものの
今夏移籍市場にてFWロメル・ルカクやDFアクラフ・ハキミらを放出するも、その代役となる選手たちがここまで見事な活躍を披露しているインテル。とはいえ、ルカクやハキミの抜けた穴が大きかったことは間違いない。
もしそうなれば、インテルが最も補強しなければならない選手は誰か。伊『Gazzetta dello Sport』によると、現時点でクラブが獲得に強く興味を抱いている選手は3名。アーセナルのFWアレンクサンドル・ラカゼットにレアル・マドリードのFWルカ・ヨビッチ、そしてカリアリのMFナイタン・ナンデスだ。ラカゼットとヨビッチの2名はFWエディン・ジェコのバックアップ候補、ナンデスは中盤と右サイドの両方をカバーできる存在として目をつけたと考えることができる。
いずれも優秀な選手であることは間違いない。だが、ジェコのバックアップ要員と考えられるFWの2名は本当に必要なのか。ジェコはそのサイズを活かした空中戦やポストプレイに強みを持つ選手だが、ラカゼットやヨビッチにその役割が完璧に務め上げることができるかは疑問。ヨビッチはまだこなせるかもしれないが、ラカゼットは厳しいだろう。
そして実際、ファンも先述した3人のなかでならナンデスを最も獲得してほしいと判断している様子。『Gazzetta dello Sport』が実施したアンケートによると、投票者のうち実に41.6%もの人が“インテルの獲得すべき選手”としてナンデスを選んでいる。
たしかに、中途半端にチームにフィットしないストライカーを連れくるよりも、セリエAでの実績あるユーティリティプレイヤーの方が獲得すべきと考えるのは当然だろう。そんなインテルだが、果たして彼らは今冬にどのような補強を敢行してくるのだろうか。その動向には今後も注目したい。