今季はフィオレンティーナでプレイしているオドリオソラ photo/Getty Images
背水の陣で臨んでいるはずも……
気がつけば、もう25歳。ここまではなかなか殻を破ることができていないレアル・マドリードのサイドバックは、今季こそレンタル先でワンランク上の存在となれるのだろうか。
そのサイドバックとは、2021-22シーズンにフィオレンティーナへとレンタルされているDFアルバロ・オドリオソラだ。2016-17シーズン後半戦からレアル・ソシエダで瞬く間に名を揚げ、2018年夏にとんとん拍子でレアル行きを果たした同選手。しかし、そこからはレアルの分厚い選手層の壁にぶち当たり、同選手はしばらく鳴かず飛ばずの時間を過ごしている。
そういった状況を変えようと昨季後半戦はバイエルン・ミュンヘンへとレンタル移籍。しかし、ここでもオドリオソラはほとんど試合に絡むことができなかった。そんな厳しい立場に置かれたなかで、再起を図るために臨んだ今季のフィオレンティーナ行き。だが、現時点ではここでもオドリオソラは大きなインパクトを残すことができていない。
ここまでセリエA10試合に出場して、コンスタントに出番は得ているオドリオソラ。しかし、その一方ではレアル時代から散見されたようなディフェンス面の粗が目立つ場面も少なくない。データサイト『SofaScore』によると、今季の彼が記録している被ドリブル突破数は早くも「10」。これはセリエAのDF中6番目に多い数字となっている。
レアル復帰を望むのであれば、こうした守備の改善は必須だろう。