バルサへ復帰したアウヴェス photo/Getty Images
黄金期を支えたアウべス
今季バルセロナに復帰して大きな期待を寄せられているのが、ダニエウ・アウべスだ。シャビ・エルナンデス新監督とともにバルサでプレイし、黄金期を作り上げたDFは改革を迎えるチームでどのようなパフォーマンスを見せるか。
アウベスは2008-09シーズンにセビージャから加入した。同年に監督に就任したジョゼップ・グアルディオラ監督の下、超攻撃的な右SBとしてチームに大きな存在感を示す。リオネル・メッシとも良好なコンビを築き、初年度からバルサの6冠に大きく貢献した。
2015-16シーズン限りでバルセロナを退団し、その後はユヴェントスやパリ・サンジェルマンを経て、サンパウロへ移籍。足元の技術やパスセンスを活かしてボランチでも起用されていたアウべスだったが、エルナン・クレスポ監督に再びSBで起用されると、大きな存在感を発揮し、ブラジル代表へと復帰するなど自身も復活する。
そんなアウべスは現在のバルサにどんなパワーをもたらすだろうか。テクニックや攻撃性は38歳となった今も衰えを知らず。ピッチの上では若い選手たちを技術面や精神面でも支える役割を担ってくれるだろう。またジョルディ・アルバとは過去にもコンビを組んでおり、両SBがチームに勢いをもたらすだろう。
さらにはシャビ監督の良き理解として、戦術面でもピッチ上で表現してくれるはずだ。黄金期を知るメンバーの1人として若い選手たちに伝える役目を務められるだろう。ピッチ上のもう1人の指揮官として、チームの改革に大きな役割を担ってくれることを期待したい。