ビルドアップを強化したいなら最適な補強か photo/Getty Images
彼がいれば後方からのパスの供給に困ることはない
2022年はマジョルカとリナレス相手に白星を挙げ、連勝スタートとなったバルセロナ。勝ち点46ポイントで首位を走るレアル・マドリードに追い付きたい。
そんなバルセロナだが、今冬での移籍市場は非常に重要である。まずは不良債権となりつつある選手を売却し、新戦力を加える必要がある。フェラン・トーレスはその先駆けであり、次は守備陣に目を向けたい。
英『Manchester Evening News』によればマンチェスター・シティのアイメリック・ラポルトをターゲットとしているようだ。シティといえばここ最近は取引が頻繁に行われているクラブであり、トーレスやエリック・ガルシア、既に引退したセルヒオ・アグエロもその一人だ。
スペインのアスレティック・ビルバオで育ち、2018年からシティでプレイするラポルト。特にビルドアップに貢献できる選手であり、プレミアリーグ第19節レスター・シティ戦では109本のパスを通し、成功率は100%と常人離れしたパフォーマンスを披露している。今季はジョン・ストーンズの怪我もあってルベン・ディアスと共にスタメンをキープしている(データは『WhoScored.com』より)。
しかし、守備の脆さは気になる。前述したようにレスター戦では組み立てで貢献したが、守備時はカウンター対応を失敗しており、失点を許してしまった。また、クリスタル・パレス戦ではレッドカードを貰ってしまうなど、不用意なミスが多く、常にリスクを考えて起用しなければならないのが難点だ。
シティとしてはフレンキー・デ・ヨングとのトレードを望んでいるようで、財政が厳しいバルセロナからすれば悪くない交渉か。