湘南で活躍した齊藤 photo/Getty Images
昨季はロシアでプレイした齊藤
ガンバ大阪が中盤で新たな補強に成功した。ロシアから復帰した齊藤未月は、今シーズンよりG大阪へ移籍することが発表されている。
齊藤は湘南ベルマーレのアカデミーで育ち、2015年には2種登録された。翌年にトップチームでプロ契約を締結すると5試合に出場。J2降格となった2017年はJ2の舞台で30試合に出場するなど、チームを1年でのJ1復帰に導いた。
翌年にはプロ初得点を決めるなどチームでも存在感を示すと、2020年にはJ1でも31試合2得点と大きくブレイクを果たす。同年オフにロシア・プレミアリーグのルビン・カザンへと期限付き移籍が決まり欧州挑戦となるものの、1年間で2試合のみの出場に終わるなど悔しい結果となった。
そんな齊藤は湘南の公式HPにて「昨年、湘南からロシアに移籍しましたが正直うまくいきませんでした」と自身で振り返った。その上で再びヨーロッパでプレイしたい意思を述べており「「プレーヤーとしてさらに成長し、またヨーロッパに戻るために今シーズンはガンバ大阪で活躍したいと思います。僕にとって湘南ベルマーレというチームが特別なチームであることは変わりません」と語っている。
無尽蔵のスタミナでカバーリング能力に長けた中盤の舵取り役は、対人での強さを発揮し攻撃へとつなげるリンクマンとなる。また積極的に前線へと顔を出し、攻撃に参加できる勢いも持ち合わせており、G大阪でも中盤の大きな戦力となるだろう。井手口陽介がセルティックへと移籍した穴埋めにも大きな期待が持てる。来季はどのようなプレイで大阪の地で自身をアピールできるか注目だ。
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