アメリカ代表のダイクはフィジカルが自慢 photo/Getty Images
イングランド2部から冒険をスタート
近年はパワーとスピード、さらには高さも備えたドルトムントFWアーリング・ハーランドやチェルシーFWロメル・ルカクのような大型ストライカーが人気となっているが、アメリカサッカー界にもそのブームに乗れるかもしれない逸材がいる。
今冬イングランド2部のWBAへ移籍した21歳のアメリカ代表FWダリル・ダイクだ。
今冬はアメリカ・MLSより注目のストライカーが2人も欧州へ向かうことになったわけだが、おそらくはダイクよりもドイツのアウグスブルクに移籍した18歳のアメリカ代表FWリカルド・ペピの方が有名だろう。
A代表でも有名な存在となりつつあるペピは満を持して欧州5大リーグ挑戦へ踏み切ることになり、アウグスブルク移籍はドイツ国内でも大きな注目を集めていた。
しかし、米『ESPN』はダイクの方も見逃せないストライカーだと注目する。MLSのオーランド・シティでは41試合で19得点4アシストの数字を残し、2020-21シーズンに在籍したイングランド2部のバーンズリーでも21試合で9得点と結果を残していた。
まだ細かいポジショニングや守備のプレスには課題もあると指摘されているが、得点感覚は確かなものを持っているようだ。何と言っても188cm100kgのサイズが魅力で、アメフト選手がピッチを走っているように見える。相手センターバックも1対1の対応には手を焼くことだろう。
そのダイクは、さっそく15日のQPR戦に出場。WBAの選手としては初のゲームとなり、早い段階から起用されたところにWBAの期待が見て取れる。同メディアもWBAのダイレクトなサッカーにダイクが合うはずと見ており、ここでアピールできれば来季以降の1部参戦も可能性が出てくる。ダイクも最終的には5大リーグの1部でプレイしたいだろう。
果たしてペピと一緒にブレイクすることになるのか。