シティでのポジション争いに悩むジェズス photo/Getty images
右サイドで新境地を開いたが
スポルティングCPと引き分けるも、CL決勝トーナメントラウンド8進出を決めたマンチェスター・シティ。これで17-18シーズンから連続しての8強入りを決めている。
2017年にブラジルのパルメイラスから直接シティにやってきたジェズス。初年度から10試合で7ゴールを挙げるなど決定力の高さを見せており、翌年には13ゴールとその実力が本物であることを証明している。しかし、セルヒオ・アグエロという偉大なストライカーからポジションを奪うことは難しく、ファーストチョイスとなることはできていない。今季はそのアグエロがいなくなったが自身の地位は確立できておらず、主戦場を中央からサイドに移しても変わることはなかった。
そんなジェズスだが、来季はさらにチーム内での序列が苦しくなるかもしれない。指揮官であるペップはストライカーの獲得を明言しており、中央での起用はさらに少なくなることになる。ストライカーが来れば現在偽9番で中央を任されているフィル・フォーデンがサイド、もしくはインサイドハーフでプレイすることになり、サイドとなればさらにライバルは増える。これに加えてリーベル・プレートからフリアン・アルバレスの加入が決まっており、戦力層がどんどん厚くなっている。
西『SPORT』によればアトレティコ・マドリードがルイス・スアレスの代役としてジェズスに関心を寄せているようだ。シティとしては獲得を目指すストライカーの加入が決まれば売却も良しとしており、ジェズスにとって今季はラストイヤーになる可能性は十分にある。
24歳と若く実力は十分なジェズス。