今季はポーツマスでプレイしているバズヌ photo/Getty Images
英3部では最高級の活躍
まだ少し気は早いかもしれないが、マンチェスター・シティで将来エデルソン・モラレスの次に正守護神を務めるのはこの男なのだろうか。まだトップレベルで試すには早いかもしれないが、今季レンタル先で非常に興味深い活躍を披露している若手GKがいる。
その選手とは、今季リーグ1(英3部)のポーツマスへと武者修行に向かっているアイルランド代表GKギャヴィン・バズヌ(20)だ。昨季プレイしたロッチデールに続き、2021-22シーズンも同じリーグ1のクラブで経験を積んでいる同選手。まだ自身の能力を磨いている段階ではあるものの、彼は3部クラブで非常に良い印象のパフォーマンスを披露しているのだ。
データサイト『SofaScore』によると、今季リーグ1における出場33試合でバズヌが記録しているクリーンシート達成数はリーグ単独トップの「14」。加えて、今季はビルドアップ能力にも改善が見られ、昨季54.1%だったパス成功率は現時点で58.96%を記録している。まだまだエデルソンの領域には遠く及ばないものの、着実にそのパフォーマンスは向上してきていると言っていいだろう。これから時間をかけて研鑽を積めば、エデルソンに衰えが見え始める頃にバズヌは一人前の守護神となることも可能なはずだ。
「現段階で、まだバズヌは若手の域を出ていない。だけど、そのプレイを見るたびに、私は彼がいずれトップレベルでも通用するGKになると感じている」(英『portsmouth news』より)
そんなバズヌの備える才能については、ポーツマスのダニー・カウリー監督も先日このように語っている。まだ粗さは垣間見えるものの、その将来が楽しみすぎるマンCの若き守護神。はたして、バズヌは今後どのような成長曲線を描いていくのだろうか。数年後にはエデルソンにも挑めるだけの実力をつけてほしいところだが、20歳の未来はいかに。