トッテナムで調子を上げるケイン photo/Getty Images
後半戦に入って調子は上がってきている
今年のワールドカップ・カタール大会制覇へこの男抜きでは語れない。2022年に入って調子を上げてきているのがトッテナム所属のイングランド代表FWハリー・ケインだ。
今季のトッテナムは開幕から調子が上がらず、ケインもスロースタートだった。シーズン途中にはアントニオ・コンテに指揮官が代わったのだが、その成果が徐々に出てきていると言えよう。チーム状況に加え、ケインも徐々に良くなってきている。
今季は2021年末までにリーグ戦で4得点しか挙げられていなかったが、年明けからペースアップ。1月19日のレスター・シティ戦で1得点1アシストの成績を残すと、2月のマンチェスター・シティ戦で2得点、3月のエヴァートン戦でも2得点を挙げるなど、今年に入ってからはリーグ戦で8得点挙げている。
アシストの方も伸びており、リーグ戦の成績は12得点6アシストと本来のケインらしい数字になってきた。
英『The Sun』がまとめているが、2022年に入ってからのプレミアリーグではケインが最多得点(8得点)&最多アシスト(5アシスト)の数字を残し、シュート数55本もリーグ1位、枠内シュート数22本も1位と、攻撃面のスタッツが伸びてきている。
今季前半戦のペースのままワールドカップに臨まれるのは不安だったが、今のペースならイングランド代表のエースにふさわしい。来季もこのペースが維持できるかは分からないが、ケインのパフォーマンスがイングランド代表のカギを握っているのは間違いない。
2018年のワールドカップ・ロシア大会では6得点を記録して得点王のタイトルも得ているが、ケインは2大会続けての個人タイトルも狙えるだろうか。優勝へ最高バージョンのケインが欠かせない。