パルマ時代から注目を集める逸材だったチャカ・トラオレ photo/Getty Images
急速に増えるトラオレ姓のタレント
バルセロナのアダマ・トラオレやサッスオーロのハメド・ジュニオール・トラオレなど、近年は注目を浴びるトラオレ姓の選手が増えている。そんななか、サッカー界ではまたしても興味深い才能を備えた“トラオレ”が頭角を現すのだろうか。
その若者とは、現在ミランの下部組織に所属しているFWチャカ・トラオレ(17)だ。ハメド・ジュニオール・トラオレと同じくコートジボワール出身の同選手は、昨夏ミランがパルマから引き抜いたプレイヤー。左ウイングを主戦場としており、テクニカルなドリブルを駆使した突破は現地でも高く評価されている。アフリカ出身の選手ながら、そのスタイルは南米系の選手を思わせる部分があると言っていい。
そんなチャカ・トラオレは今季プリマヴェーラで絶好調。加入初年度ながら、ミランのU-19カテゴリではここまで公式戦24試合の出場で8ゴール5アシストを記録する活躍を見せている。そのパフォーマンスから、ミランの首脳陣も近い将来に彼をトップチームでデビューさせたい方針を持っていると伊『calciomercato』は伝えている。
まだトップレベルで通用するまでには時間を要するかもしれないが、その将来が楽しみなのは間違いないミランの“トラオレ”。コートジボワールの才能が今後どこまでその存在感を高めてくるかには、これから注目しておきたいところだ。