エヴァートンでもベニテス政権時は出番を確保しきれなかった photo/Getty Images
今シーズンはカタールでプレイしたハメス・ロドリゲス
現在カタールのアル・ラーヤンでプレイするハメス・ロドリゲスは減給覚悟でヨーロッパに戻ることを決意したようだ。
2021年夏にエヴァートンからアル・ラーヤンへと移籍したロドリゲスだが、仏『FootMercato』によれば、先日彼が行ったTwitchの生配信中にカタールから去りたいことを認めた模様。
若き日のハメス・ロドリゲスはポルトやモナコで活躍し、常にビッグクラブからの注目を集める存在だった。2014年にはブラジルワールドカップで大活躍を見せ、本人が希望していたレアル・マドリードへの移籍を実現させた。
移籍初年度はカルロ・アンチェロッティ監督の下、リーグ戦29試合に出場し、13ゴール13アシストの大活躍を見せたものの、結果的にはこの年がピークとなってしまった。ラファエル・ベニテス氏やジネディーヌ・ジダン氏がレアルの監督を務めた際は、アンチェロッティ政権時ほどの出場機会を得ることができなかった。
バイエルン・ミュンヘン時代はユップ・ハインケス氏やニコ・コヴァチ氏の下でも活躍したハメス・ロドリゲスだが、基本的にはアンチェロッティ氏の下で輝きを見せることが多いキャリアとなっている。特にベニテス氏とは反りが合わないようで、英『Daily Star』によれば、ベニテス氏が自身を必要としなかったからエヴァートンからの退団を余儀なくされたと明かしており、本当はもう少しエヴァートンに留まりたかったようだ。
こういった経緯があってカタールへと渡ったロドリゲスだが、果たして彼を必要とするヨーロッパのクラブは現れるのだろうか? 獲得するクラブとロドリゲスの双方が幸せになるためにも、アンチェロッティ氏のようにロドリゲスを上手に使いこなせる監督の存在が重要となるだろう。