ボーウェン同様に期待を寄せられるルイス・ポッター photo/Getty Images
ハル・シティはチャンピオンシップ19位でシーズンを終えた
イングランド2部相当のチャンピオンシップではすでにレギュラーシーズンが終了。3つ目のプレミアリーグ昇格枠を懸け、ハダーズフィールド対ノッティンガム・フォレストのプレイオフ決勝が30日に行われる。
プレミアリーグ昇格をすでに決めているフラムとボーンマスがどういった補強を行うのかは注目だが、昇格できなかったチームにもプレミアリーグへの個人昇格を期待される選手が何人かいる。ハル・シティのキーン・ルイス・ポッターもその1人だ。
ルイス・ポッターは21歳のイングランド人選手で、左ウイングを主戦場とする右利きの選手だ。今季はリーグ戦全46試合に先発出場し12ゴール3アシストを記録。3月にはU-21イングランド代表にも招集され、U-21アルバニア代表との試合で途中出場を果たした。
英『Daily Mail』によれば、ハル・シティとルイス・ポッターの契約は残り1年となっており、ウェストハムやサウサンプトン、ブレントフォードといった1部のクラブが彼の獲得を検討しているようだ。しかし、ハル・シティオーナーのアクン・イリカリ氏は3000万ポンドを積まれても彼を放出しないと明言している。
かつてのハル・シティには、今季ウェストハムで12ゴール10アシストと爆発しているジャロッド・ボーウェンがいた。オーナーとしてはボーウェンのように個人昇格するのではなく、チームごとプレミアリーグに昇格する活躍をルイス・ポッターに期待しているのだろう。
先輩ボーウェンは3シーズン連続でチーム得点王となってから、23歳でウェストハムへと移籍していった。今季のチーム得点王はルイス・ポッターで、ボーウェン同様にプレミアリーグで活躍することが期待されるが、今夏に彼の獲得を目論んでいるクラブが即戦力として必要としているのかは疑問だ。
まだ21歳であることを考えると、もう1シーズンくらいはチャンピオンシップで腕を磨くのも悪くないはずだ。