レアルでは苦しい時間過ごすアザール photo/Getty Images
アザールにとってはチャンス
獲得が近いとされていたFWキリアン・ムバッペがパリ・サンジェルマンに留まることになり、補強プランに乱れが出たレアル・マドリード。
ムバッペは主に左ウイング、センターフォワードで結果を出せるアタッカーだが、やはり注目したいのはFWエデン・アザールだろう。
レアル加入以降は相次ぐ怪我、そして後輩のヴィニシウス・ジュニオール覚醒によって苦しい立場となっているが、アザールも実力はトップクラスだ。コンディションさえ整っていればまだまだ違いを生み出せるはず。
スペイン『as』によると、アザールも来季の戦いへ燃えている。
「僕が2024年まで契約を結んでいることは誰もが知っている。最初の3シーズンは上手くいかなかったけど、僕が何を与えられるかみんなに見せたいんだ。レアルでプレイするのは常に夢だったし、今もそれは変わっていない」
今季のパフォーマンスを見ると、来季もレアルの左サイドはヴィニシウス、センターフォワードはベンゼマのポジションとなるだろう。左サイドを主戦場とするアザールにとって簡単な状況ではないが、それでもムバッペが加入しないならばチャンスはある。ヴィニシウスのバックアッパーからアピールを始め、そこで違いを生み出せば序列を覆せるかもしれない。
今年はワールドカップも控えており、アザールはベルギー黄金世代の中心人物だ。31歳と衰えるには早く、アザールにはムバッペを忘れさせるほどのパフォーマンスに期待したいところだ。