マンUの光となるか photo/Getty Images
マンU下部組織の逸材
チャンピオンズリーグ出場権を逃すなど、暗いニュースが多かった今季のマンチェスター・ユナイテッド。リーグ戦終盤にトップチームデビューを果たした17歳のFWアレハンドロ・ガルナチョは今のマンUにとって数少ない光明であり、現在行われているトゥーロン国際大会でも活躍を見せている。
ガルナチョは先月行われたFAユースカップ決勝のノッティンガム・フォレスト戦で2ゴールを決める活躍を披露し、3-1の勝利に貢献。U-18マンUがポール・ポグバやジェシー・リンガードを擁した2011年以来11年ぶりに同大会を制した。
3月にはアルゼンチンA代表候補入りを果たし、練習にも参加したガルナチョ。4月のチェルシー戦でプレミアリーグデビューを果たすと、最終節クリスタル・パレス戦でも再びチャンスをもらうことができた。
現在U-20アルゼンチン代表の一員としてトゥーロン国際大会に出場しているガルナチョは1-0で勝利したU-20サウジアラビア代表戦に続き、U-23パナマ代表戦にも先発出場。49分に左サイドから中央へダイアゴナルの動きを見せたガルナチョは、ファイナルサードの中央付近で味方からのパスを受け、ボックス手前まで到達。エリア内に侵入するかしないかというところでシュートを放ち、チームの決勝点を決めた。
来季からマンUで指揮をとるエリック・テン・ハーグ監督は、アヤックスで多くの下部組織出身選手を起用しながらチームに成功をもたらした。マンUでも同様にユースの選手を見出す可能性があるはずで、ガルナチョはその最有力候補になりうる。来季はトップチームでもゴールを決めるガルナチョが見られるかもしれない。