現在はポーランド代表として活動中 photo/Getty Images
レヴァンドフスキの能力には疑いの余地がない
フランス代表FWキリアン・ムバッペの引き止めに成功したパリ・サンジェルマンは、ルイス・カンポス氏のフットボール・アドバイザー就任も発表。実質的にスポーツディレクターを担当するレオナルド氏の後任と見られており、今夏の大物獲得に向けて早速動き始めるようだ。
カンポス氏はレアル・マドリードでジョゼ・モウリーニョ監督を支え、その後に向かったモナコではMFハメス・ロドリゲスやFWラダメル・ファルカオ、MFファビーニョ、MFジョアン・モウティーニョといったタレントの獲得を押し進めた人物。仏『L’Equipe』が報じたところによると、PSGにやってきたカンポス氏はFWロベルト・レヴァンドフスキの獲得レースに参加するつもりのようだ。
レヴァンドフスキは現在所属するバイエルン・ミュンヘンとの契約が残り1年となっており、今夏中の移籍を希望していることが報じられている。移籍先の最有力候補はバルセロナとなっているが、深刻な財政難に陥っていることもあり交渉成立には至っていない。
そもそもバイエルンの名誉会長ウリ・ヘーネス氏はレヴァンドフスキの残留を強調しており、2023年までの契約を全うさせるつもりだという報道が流れている。PSGはバルサと違い、資金面の問題はないかもしれないが、それでもレヴァンドフスキの獲得は難しいミッションとなるだろう。
もし仮にPSGがレヴァンドフスキ獲得を実現させたとしても、FWリオネル・メッシやFWネイマール、そして残留が決まったムバッペらとレヴァンドフスキを4人同時に先発させるのは難しく、このうちの誰か1人をベンチに座らせるとなればそれはそれでもったいない。しかしカンポス氏の実績を考えれば、闇雲にレヴァンドフスキ獲得を進めようとしているわけではないはず。彼の頭の中には一体どのようなプランが存在しているのだろうか。