今季ここまで3勝の浦和リカルド監督 photo/Getty Images
0-1で群馬に敗れた浦和
浦和レッズは天皇杯3回戦でザスパクサツ群馬と対戦。快勝したJ1第17節の名古屋グランパス戦と同じメンバーで臨んだものの、最後までゴールを奪うことができず0-1で敗戦した。
昨季王者として連覇がかかった今大会は、早くも姿を消すこととなった。再三のチャンスを生かすことができず、最後までゴールネットを揺らすことができなかった。元指揮官の大槻毅監督が率いる群馬の堅い守備ブロックは、最後まで崩れることはなかった。
前節3-0で勝利した名古屋戦のよいイメージを持ちながら同じメンバーで戦いを挑んだが、まさかの不覚となった浦和。試合後に指揮官は今試合を「よく起こる試合だった。1本のシュートが決まってしまって、それが今回我々が敗退する理由となってしまった」と振り返っている。また名古屋戦での快勝によって群馬戦に向けて危機感を募らせていた。
「こうした大会で下のカテゴリのチームが上に勝つことは、たびたび起こるもの。前回のJリーグでの名古屋戦でいい試合をして、そうしたときこそ危険だと話していた。前回がいい試合だったからこそ、こうしたところで難しさが訪れる、そういった部分もまた一つあると思う」
また名古屋戦ではCKから2ゴールを生んだ浦和だが、今試合はセットプレイのチャンスが少なかった。それも最後まで得点へとつなげることができなかった一因となっている。幸先よくゴールを決められた名古屋戦とは異なり、得点が決まらないことへの焦りがゴール前での精度に影響されてしまった形だ。
結局35分に決めた高木彰人のゴールが決勝点となり、群馬が3回戦を突破。J2序盤戦で好調だったものの、ここ最近は勝利から遠ざかっており、J2順位も18位まで落としていた群馬にとっては大きな1勝となった。