7月は埼スタのピッチで躍動する姿が見られるか photo/Getty Images
攻守両面で活躍を見せた
J1第18節で浦和レッズはヴィッセル神戸と対戦。浦和が1-0と勝利してリーグ2連勝を飾り、順位を10位まで上げた。
前半をスコアレスで折り返した浦和は、後半開始から右サイドバックを宮本優太に代えて長期離脱からの復帰戦となった酒井を投入する。相手のキーマンとなっていた左サイドハーフの汰木康也を止める役割とともに自らもタイミングよくオーバーラップしてチャンスを創出した。
酒井が際立ったシーンが59分、岩尾憲が中央でボールを奪うと、右の大久保智明へパス。ワイドに広がりながら攻撃参加した酒井がボールを受けるとダイレクトで中に送る。待っていた岩尾はうまく合わせることができなかったが、大久保にボールを預けた岩尾はそのまま中央へと飛び出しており、酒井からピンポイントでボールが送られた。
AFCチャンピオンズリーグのグループステージで負傷し、約2ヵ月ぶりのプレイだったが十分に存在感を発揮した酒井。後半の序盤は特に右サイドからの攻撃で何本もチャンスを作っており、どれも酒井を起点とした攻撃が多かった。サイドバックから守備だけでなく攻撃面でも厚みを加えられる酒井は、浦和にとって唯一無二の存在だろう。