ポルトガルの実力者が続々とプレミアに到着している photo/Getty images
モウリーニョのチェルシーが起源か
プレミアリーグのクラブはポルトガルのプリメイラリーガの選手を獲得するのに熱心だ。この移籍市場ではすでにリヴァプールがダルウィン・ヌニェスを、アーセナルがファビオ・ヴィエイラを獲得している。
過去に目を向けるとポルトでCLを制したジョゼ・モウリーニョはチェルシーに就任し、リカルド・カルヴァーリョとパウロ・フェレイラを引き抜いている。マンチェスター・ユナイテッドでスターとなったクリスティアーノ・ロナウドもスポルティングCPからイングランドに挑戦しており、プリメイラリーガからプレミアリーグの流れは以前からある。
近年ではマンチェスター・シティがポルトガル産の選手を獲得して成功を収めている。ルベン・ディアスとエデルソン・モラレスのことだ。チームでは欠かせない存在となっており、安定感を生み出した。
ここまでプレミアのクラブがポルトガルの選手に目を向けるのは成功例が多いからだろう。前述した選手に加え、直近でいえばスポルティングCPからやってきたブルーノ・フェルナンデスがユナイテッドを救っている。
英『THE SPORTSMAN』では過去にも同じような流れがあったとしている。それはアーセナルやニューカッスルが重宝したフランスルートやメンフィス・デバイやフィンセント・ヤンセンなどエールディビジで得点王になった選手がプレミアに来たのと同じであり、一つのトレンドなのだろう。同紙ではヌニェスやヴィエイラ以外にもフラムがスポルティングCPのジョアン・パリャーニャを、ウルブズが同じくスポルティングCPのマテウス・ヌネスを、ポルトのオタビオにはリーズ・ユナイテッドやアストン・ヴィラが興味を示していると報じている。噂される全選手がプレミアに来た場合、5人の実力者が一気に移動することになる。このトレンドを維持するのは彼らの活躍次第であり、不発に終われば各国はまた新たなトレンドを探すことになるだろう。

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