昨季はマンCがリーグを制した photo/Getty Images
プレミア2強は今夏の補強も積極的だ
まだ移籍市場が終わったわけではないが、プレミアリーグはマンチェスター・シティとリヴァプールの2強を止められるだろうか。
英『Squawka』は中間報告としてここまでの補強を振り返っているが、プレミアで最も補強に成功しているクラブにマンチェスター・シティ、それに次ぐ2位にリヴァプールを選んでいる。
やはり両チームとも一線級の若手ストライカーを射止めたのが大きい。マンCはアーリング・ハーランド、リヴァプールはダルウィン・ヌニェス獲得に多額の資金を投じており、2人とも1年目からプレミアで主役になる可能性がある。そうなれば他クラブはお手上げだろう。
リヴァプールはサディオ・マネを手放しているところが気になるが、前線のピースは多い。モハメド・サラー、ディオゴ・ジョタ、ロベルト・フィルミーノ、ルイス・ディアス、そしてヌニェスとワールドクラスのアタッカーが5枚は揃う。
さらにマンCはリーベル・プレートから22歳のアルゼンチン代表FWフリアン・アルバレスが合流してくる。ハーランドに話題が集中しているところがあるが、アルバレスもセルヒオ・アグエロを思わせるアタッカーと期待は大きい。ガブリエウ・ジェズスはアーセナルへ売却したが、それさえ気にならないほどの選手層と言っていいか。
またマンCはリーズ・ユナイテッドからイングランド代表MFカルヴィン・フィリップス、ドイツのアルミニア・ビーレフェルトからGKステファン・オルテガを加えるなど守備面の方でも動きが素早い。新シーズンも優勝争いをリードする存在なのは間違いないだろう。
ちなみに同メディアのランキングで3位に選ばれたのはセビージャからDFディエゴ・カルロス、マルセイユからMFブバカル・カマラ、そしてバルセロナからレンタルで加えていたMFフィリペ・コウチーニョを完全移籍に切り替えたアストン・ヴィラ。
4位はブライトンからMFイヴ・ビスマ、フリーでMFイヴァン・ペリシッチ、エヴァートンからFWリシャルリソンを加えたトッテナム、5位はジェズス、FCポルトからファビオ・ビエイラ、ブラジルのサンパウロから期待の若手FWマルキーニョスを加えたアーセナルが選ばれている。
これはまだ最終結果というわけではなく、ここから上手い補強を展開するクラブも出てくるだろうが、現段階で目を引くのはこの5クラブだ。
一方、やや出遅れているマンチェスター・ユナイテッドは19位と評価されている。フェイエノールトからDFタイレル・マラシアは加えたものの、出足が遅かったのは事実か。ここからのペースアップに期待がかかる。
レンタルでFWロメル・ルカクを手放したチェルシーも15位だ。両クラブにはマンC、リヴァプールを追いかけてほしいところだが、このままいけば差は昨季以上に開いてしまうかもしれない。