昨季はフランスのニースでプレイしたクライファート photo/Getty Images
オランダ代表でも17分しかプレイしていない
今から5シーズン前の2017-18シーズン、エールディヴィジで10ゴールを挙げたオランダのワンダーボーイに世界が注目した。
アヤックスのアカデミーより出てきた新たな逸材として注目されたのは、元オランダ代表FWパトリック・クライファートの息子としても有名なFWジャスティン・クライファート(23)だ。
父のパトリックが191cmのサイズを活かして前線で体を張るタイプだったのに対し、息子のジャスティンはワイドな位置から仕掛けるスピードタイプのアタッカーだ。まだ10代だった2017-18シーズンは主に左サイドから10ゴールを挙げる活躍を見せ、2018年にはローマと契約。
その後のアヤックスはフレンキー・デ・ヨング、マタイス・デ・リフトらタレントを輩出してきたが、ジャスティンは一足早くステップアップすることになった。
しかし、今のところ最大の輝きは2017-18シーズンのままだ。ローマでは思うように数字が伸びず、その後はドイツのライプツィヒ、昨季はフランスのニースにレンタル移籍。リーグ戦で4ゴール5アシストの成績を残したが、世界が驚くほどの成績とは言い難い。
ローマとの契約は2023年までとなっているが、指揮官ジョゼ・モウリーニョのプランに入っているかは微妙なところ。伊『TuttoSport』はイングランドのウェストハム、さらにフランスのマルセイユも目をつけていると伝えている。
オランダ代表も2018年9月の出場が最後となっており、通算しても17分間しかプレイできていない。思い描いたキャリアとは異なっているが、ここからスターへの道を歩めるか。まだ23歳と若いだけに、地道に評価を上げていってほしいところだ。