2年目のセリエAではどのような成績を残すのか photo/Getty Images
ローマの得点源として活躍
昨夏にチェルシーからローマへ移籍し、セリエAでの2シーズン目を迎えるイングランド代表FWタミー・エイブラハム。昨季はヨーロッパカンファレンスリーグ優勝なども経験し、ローマでの生活に満足しているようだ。
チェルシー下部組織出身のエイブラハムは、幼い頃から身を置いていたクラブを後にし、昨夏にローマへ完全移籍。すると1年目からリーグ戦17ゴールを奪い、セリエA得点ランキングは4位タイにつけた。
そして、ローマは昨年から新設されたヨーロッパカンファレンスリーグにも出場。決勝こそゴールはなかったものの、エイブラハムは13試合9ゴールをゲット。ローマに14年ぶりとなるタイトルをもたらし、リーグ戦、ECL、国内カップ戦で計27ゴールを記録した。
ジョゼ・モウリーニョ監督の下、さらなる躍進を目指すローマは今季新たにFWパウロ・ディバラを獲得。FWニコロ・ザニオーロの去就は不透明となっているが、エイブラハム、MFロレンツォ・ペッレグリーニらと共に作り出す、迫力ある攻撃が期待される。
上昇気流に乗っているクラブの中心人物としてプレイできていることもあり、エイブラハムはローマでの生活に満足している模様。伊『Corriere dello Sport』のインタビューに応じ、このようなコメントを残している。
「ローマに来た初日から、家にいるような感覚だった。ここでは自分のプレイを表現できるので、プレミアリーグへの復帰を急ぐことはない。イタリアではあらゆる面で幸せを感じることができる」
「僕は将来のことではなく、現在のことを考えている。
「(チェルシーを退団して後悔したことは)一瞬たりともない。ローマを選んだことは、僕の人生で最も正しい決断の一つだ」
フランク・ランパード政権時はチェルシーで輝きを見せたが、トーマス・トゥヘル監督就任以降、大きく出番を減らしてしまったエイブラハム。現状ローマではモウリーニョ監督の信頼をしっかり掴んでおり、彼がいる限りはこのチームで、タイトル獲得やチャンピオンズリーグ出場を目指すべきなのかもしれない。