苦しいリーグ・アン初先発となった南野拓実 photo/Getty images
ここからチームメイトとの連携力を上げたい
今夏の移籍市場でリヴァプールからリーグ・アンのモナコに移籍した日本代表の南野拓実。CLではすでにモナコデビューを飾っていたが、コンディション不良もあってリーグ戦では出番がなく、3節ランス戦でようやくリーグ・アンでのデビューを果たした。
しかしモナコでのリーグ・アン初戦はほろ苦いものとなってしまったか。
南野は[4-4-2]の左サイドハーフで先発となった。モナコのビルドアップが上手く機能していなかったこともあるが、左サイドの南野にボールが入らない。モナコ加入後間もないとはいえ南野としては苦しい。4分にビッグチャンスが訪れなかったが、決められず56分にロシア代表のアレクサンダル・ゴロヴィンと代わってベンチに下がっている。
仏『Get French Football news』ではランス戦でのパフォーマンスを採点しており、南野は4失点を許した守護神アレクサンダー・ニューベルや中盤のエリオット・マタゾと並んでチーム最低点となる3点の評価を与えられている。
「モナコに加入してまだ間もないが、チームメイトとの歩調は合っていない。存在感がなく、創造性も欠けている。モナコが期待するキープレイヤーになるには改善が必要だ」
このように厳しいコメントが付けられており、総額1800万ユーロの移籍金の価値は見せられていない。
評価できるポイントでいえばやはり、守備での貢献度か。攻撃から守備へのスイッチを切り替えるスピードはモナコでも群を抜いており、非常にスムーズだ。そのためインターセプトするシーンも見られており、良さは披露できていた。
次節モナコはパリ・サンジェルマンとリーグ戦でぶつかることになる。CLでも好成績を残すリーグ・アンを代表するチームであり、南野は先発し存在感を示すことができるのだろうか。