自身の価値を示したい南野拓実 photo/Getty images
評価を高めたい
直近のリーグ戦ではフランスを代表する強豪パリ・サンジェルマンに引き分けたモナコ。20分にケヴィン・フォラントが素晴らしいゴールを決め、勝ち点を掴んだ。
仏『MadeinFOOT』によると、フォラントは足首の捻挫で数週間戦列から離れるようだ。指揮官であるフィリップ・クレメントが怪我の状態を伝えており、少なくともトロワ戦、ニース戦、ELのレッドスター戦あたりは欠場することになるか。
モナコとしては大打撃だが、日本代表の南野拓実はアピールのチャンスだ。ここまでリーグ戦では2試合で起用されているが、まだチームに馴染めていないのか効果的なプレイは見せられていない。守備での献身性はリヴァプール時代と変わらないものを披露できているが、総額1800万ユーロ(日本円にして約26億円)の移籍金が支払われたことを考えると物足りない。
成功の道としてはチームのエースであるウィサム・ベン・イェデルのベストパートナーになることだろう。ここまでモナコは2トップを採用しており、セカンドストライカーは南野の得意ポジションだ。ベン・イェデルがポストプレイしたところに飛び込むもよし、逆に南野が潰れ役になるのも悪くない。
ライバルとなるのはドイツのボルシアMGからやってきたFWブリール・エンボロだ。187cmとサイズもあってそれでいてスピードもある。昨季はドイツで8ゴールを挙げており、リーグ・アンでも同様に得点を量産するだろう。
モナコでポジションを奪うには守備だけでなく、オンザボールでもインパクトが欲しい。南野は決定力がある選手で、ゴールを積み上げれば自ずと評価は変わるはずだ。