チェルシーで活躍していたアザール photo/Getty Images
やはりチェルシー時代のアザールは凄かった
プレミアリーグで上へ行くには、やはりBIG6とされる強豪を撃破する必要がある。今季チェルシーはBIG6と2試合戦っているが、8月のトッテナム戦は2-2のドロー、先日のマンチェスター・ユナイテッド戦は1-1のドローだった。
気になるのは、BIG6相手にアタッカーが得点を奪えていないことか。トッテナム戦の2点はDFカリドゥ・クリバリ、リース・ジェイムズが奪ったもので、マンU戦の1点はMFジョルジーニョのPKだった。
昨季BIG6との戦いでゴールを奪ったアタッカーはティモ・ヴェルナー、クリスティアン・プリシッチ、カイ・ハフェルツ、ロメル・ルカクが1点ずつとなっているが、このうちヴェルナーとルカクはクラブを離れている。ライバル相手にアタッカーの得点数が物足りない印象だ。
英『Football365』は2010-11シーズン以降のチェルシー対BIG6の戦いを振り返っているが、BIG6相手に最も多くのゴールを挙げたのはFWエデン・アザールだ。
アザールはリーグ戦だけでBIG6相手から17ゴール奪っており、やはりチェルシー時代のアザールは特別だった。今のチェルシーが求めているのは、アザール級のインパクトを残してくれるアタッカーだ。
アザールに次いで2番目に多くのゴールを決めているのはDFマルコス・アロンソ(9ゴール)、3位がMFフアン・マタ(8ゴール)、4位にウィリアンとジエゴ・コスタ(7ゴール)が入ってきており、アザールとはいずれも差がついている。
今夏に加入したラヒーム・スターリング、ピエール・エメリク・オバメヤンといったアタッカーには、BIG6でチームを勝利へ導くゴールが求められる。ここぞの場面で頼れるアタッカーがいなければ、マンチェスター・シティを筆頭にライバルの多いプレミアを制するのは難しいだろう。