3クラブでの静岡ダービーとなる来季(写真はイメージ) photo/Getty Images
磐田、清水との争いにも注目
藤枝MYFCはJ3第34節でAC長野パルセイロと対戦。ゴールこそ奪えずにスコアレスドローで終わったものの、今季の2位を確定させて悲願のJ2初昇格を決めた。
鹿児島ユナイテッドFCと松本山雅FCとJ2の座を争った藤枝だが、今節前まで勝点差は「3」であり、得失点で大差を付けていた。引き分け以上でJ2昇格を確定し、負けても大敗と他クラブの大勝がなければ昇格が叶うチームは積極的な攻めを見せて長野に攻め入る。
結局J2昇格を祝うゴールは奪えなかったが、最終節まで攻撃的な意識を貫き、見事J2昇格を決めた。今季は優勝を決めたいわきFCに次ぐ得点数「58」を記録し、J3を勝ち抜いた藤枝。2014年のJ3開幕からリーグに所属し、初年度は12チーム中11位と苦しい船出となったクラブは9シーズン目にしてJ2の舞台へと渡った。
また今季はJ1のジュビロ磐田と清水エスパルスが揃ってJ2へ降格。藤枝も含めた3クラブでの静岡ダービーがJ2で開催されることとなる。初のJ2で偉大な近隣のクラブと相まみえることとなった藤枝。自らのスタイルを貫き通して、静岡の覇権を奪いに行く。