アーセナルをも抑えて“プレミア最少失点チーム”に オランダ代...の画像はこちら >>

ニューカッスルで活躍するボットマン photo/Getty Images

オレンジ軍団の壁に加わるであろう新たな実力者

プレミアリーグ再開初戦となった26日のレスター・シティ戦を3-0で制したニューカッスルは、現在プレミアリーグで最も失点の少ないチームとなっている。ここまで喫した失点は11点で、首位アーセナルの12失点よりも少ない。



最終ラインで注目したいのは、今夏にフランスのリールから引き抜いたオランダ人DFスフェン・ボットマンだ。ミランなど他の強豪クラブも関心を示していた逸材で、22歳のレフティーCBはニューカッスルでも順調に評価を伸ばしている。

オランダ『Voetbalzone』は早くも4年後のFIFAワールドカップ2026年大会の話をしており、その頃までにはボットマンがオランダ代表の主軸に食い込んでくるのではないかと期待している。スタメン奪取とはいかずとも、近いうちにA代表デビューを果たすのは間違いない。これまでもU-21カテゴリーでは代表を経験しており、ボットマンがなぜA代表から声がかからないのか疑問視する意見もあるほどだ。

今年のカタール大会でベスト8に入ったオランダでは、同じレフティーCBにマンチェスター・シティのネイサン・アケがいる。アケは今大会も指揮官ルイ・ファン・ハールから絶対の信頼を受け、3バックの左で固定されていた。今後も3バックを採用するかは分からないが、3バックを選ぶならレフティーのセンターバックがいてくれるのは大きい。ボットマンはアケのライバル候補と言える。

フィルジル・ファン・ダイク、マタイス・デ・リフト、ユリエン・ティンバー、ステファン・デ・フライなど、今のオランダはかなり豪華なセンターバックを抱えている。若い選手も多く、ファン・ダイクもEURO2024は確実に戦えるだろう。ボットマンの前に立ちはだかる壁は大きい。


それでもプレミア最少失点チームのニューカッスルを束ねているのは十分すぎるアピール材料となる。さらにオランダ代表の守備は強化されるのか。まずはEURO2024でのメンバー入りを目指すことになる。

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