フランクフルトの精神的支柱となっている長谷部 photo/Getty Images
39歳になった今も重要度は変わらない
ここ数シーズン、フランクフルトは同じことの繰り返しだ。昨季も大ベテランになった長谷部誠をベンチに置いた状態でスタートしたが、結局は長谷部の力が必要になった。
今季の長谷部は前半戦に怪我の問題もあり、満足にプレイできなかった。しかし、指揮官オリバー・グラスナーは後半戦に入った1月28日のバイエルン戦で長谷部を先発起用。ドイツ王者相手に3バックの中央を任せ、長谷部はいつも通りの安定したプレイで1-1のドローに貢献した。先制は許したが、王者相手に1ポイントゲット出来たのは大きい。
このバイエルン戦で39歳・長谷部の評価は再び変わろうとしている。『90min』は、単純に長谷部抜きではプレイできないと指摘する。
「長谷部がミュンヘンで目覚ましい復帰を祝った。39歳のDFはバイエルン相手にでも良いプレイができることを再び示したのだ。彼に関する情報を持っていない人は、彼が39歳だとは予想できないだろう」
「シーズン当初、引退したヒンテレッガーに代わる存在としてグラスナーはトゥタを後継者にしたいと考えていた。しかし、成功はしていない。トゥタはセンターよりも3バックの右でプレイする方が遥かに優れている。
年齢的に全試合プレイするのは厳しいかもしれないが、2月にはナポリとのチャンピオンズリーグ決勝トーナメント1回戦1stレグも控えている。こうしたゲームでは長谷部の経験値があった方がいいだろう。後半戦より再び長谷部は忙しくなりそうだ。