ニースの最終ラインを束ねるダンテ photo/Getty Images
フランスで第2の青春
ブンデスリーガではフランクフルトで活躍する長谷部誠が驚異のベテランと称賛を集めており、今季も3バックの真ん中からチームをコントロールしている。39歳でもパフォーマンスに衰えは感じず、40歳になってもプレイ可能と見る向きもある。
ただ、注目のベテランDFは長谷部だけではない。長谷部以上かもしれないインパクトを残しているのは、フランスのOGCニースでプレイする39歳のブラジル人DFダンテだ。
バイエルンなどでプレイしてきたダンテは2016年よりニースに所属しているのだが、39歳の今もキャプテンマークを巻いてフル稼働している。その稼働率は凄まじく、今季はリーグ戦22試合にセンターバックとしてフル出場している。欠場したのは1試合だけとなっており、スペイン『as』はダンテのことを「不老不死」と称える。
32歳からニースでプレイを始めたにも関わらず、気付けば通算出場試合数は229に達した。これはボルシアMGでの103試合、バイエルンでの133試合を上回る数字で、ニースはダンテが最も多くのゲームをこなしたクラブとなった。この7年ほどはほとんど怪我もなく駆け抜けており、確かに不老不死との表現も頷けるか。
ダンテは長谷部より早い今年10月に40歳の誕生日を迎えるが、こちらも40代でプレイ可能との評価だ。稼働率は長谷部をも上回っており、フランスの地で第2の青春を楽しむダンテもまた現代を代表する鉄人プレイヤーと言えそうだ。