3位につけるモナコにはタレントが揃っている photo/Getty Images
2016-17シーズンのチームとの比較も
23日に行われたヨーロッパリーグ決勝トーナメント・プレイオフ2ndレグではレヴァークーゼンにPK戦の末敗れてしまったが、今フランスのモナコが強い。
日本代表FW南野拓実が所属するチームは、FIFAワールドカップ・カタール大会の中断明けから国内リーグで無敗を維持しているのだ。
11日にはパリ・サンジェルマンをも3-1で撃破しており、米『ESPN』は2016-17シーズンの黄金チームを思わせる強さと評価する。
2016-17シーズンのモナコはFWラダメル・ファルカオ、MFベルナルド・シウバ、ファビーニョ、現パリ・サンジェルマンFWキリアン・ムバッペらを擁し、リーグ・アン制覇を達成。当時のチームからは複数選手がビッグクラブへ移籍することになり、タレント的にも1シーズン限定の黄金チームと言っていいか。それほど特別なチームだった。
同メディアは今のチームを当時と重ねており、エースのウィサム・ベン・イェデルはファルカオにも負けぬ得点感覚を持ち合わせる31歳のチームリーダーだ。比較するには早すぎるが、彗星の如く現れた18歳のMFエリーゼ・ベン・セギルについても、同メディアは当時のムバッペが出てきた時と似た感覚と表現している。
彼らは南野にとってはライバルであり、残念ながら現段階で南野は定位置を確保できていない。FWブリール・エンボロ、クレピン・ディアッタ、アレクサンドル・ゴロビンら他にもタレントはおり、想像以上に攻撃陣の層が厚い。
中盤ではフランス代表としてもプレイするユスフ・フォファナのようなボールハンターもおり、これも当時のティエムエ・バカヨコと重なるところがあるか。
首位パリを7ポイント差で追う3位につけるモナコはかなり強くなっており、新・黄金チーム誕生を目指すモナコの終盤戦も見逃せない。どこかで南野もチャンスを活かしたいところだが、層が厚い前線に割って入れるか