近年はパルメイラスなどブラジル勢の躍進が目立つ photo/Getty Images
リベルタドーレスを圧倒的な強さで支配している
南米のNo.1を決めるコパ・リベルタドーレスは8月2日よりベスト16の戦いに突入するのだが、近年のリベルタドーレスを支配しているのがブラジル勢だ。
2019年にフラメンゴが優勝したところから、昨年までブラジル勢が4連覇を果たしているのだ。
今年もフルミネンセ、アトレチコ・パラナエンセ、インテルナシオナル、アトレチコ・ミネイロ、パルメイラス、フラメンゴと、実に6チームをベスト16へ送り込んでいる。
米『ESPN』は、ブラジル国内リーグを「南米のプレミアリーグ」と表現する。昨今のブラジルリーグは欧州を離れるベテランプレイヤーを積極的に獲得しており、フラメンゴでもチリ代表MFアルトゥーロ・ビダル、ウルグアイ代表MFジョルジアン・デ・アラスカエタといった実力者に加え、チェルシーなどで活躍してきたDFダビド・ルイスも迎えている。
若手も充実しており、アトレチコ・パラナエンセにはバルセロナが関心を示すFWヴィトール・ロッキ、パルメイラスにはレアル・マドリード入りが内定しているFWエンドリックがいる。
まだ気は早いが、同メディアはリベルタドーレス5連覇が実現するかと注目している。大会の歴史上、1つの国が5連覇したケースはない。ベスト16に6チームも送り込んでいることを考えれば、チャンスは十分にあると言える。
他にはアルゼンチンの名門ボカ・ジュニアーズやリーベル・プレート、パラグアイのオリンピアなどがベスト16に進んでいるが、他クラブはブラジル勢を止められるのか。ここ最近は完全に支配されており、今年もブラジル勢が優勝に近いのは確かだ。