カマタマーレ讃岐は8日、米山篤志監督を解任することを発表した。なお、後任は未定となっている。


 1976年11月20日生まれの米山氏は現在48歳。東京ヴェルディや名古屋グランパスなどでプレーした現役生活を終えた後、指導者キャリアを始めた同氏は、2023年にカマタマーレ讃岐の監督に就任。自身初となるJクラブでの指揮となったなか、3年目の今シーズンは、J3リーグ第19節終了時点で4勝5分10敗の最下位に低迷していた。

 米山監督は解任に際して、クラブ公式サイトにてコメントを残している。

「このたびチームを離れることとなりました。共に戦ってくれた全ての選手、スタッフ、クラブ関係者そして声援を送ってくださったサポーターの皆さまに心から感謝申し上げます。全力を尽くして進んできましたが結果に繋げることができなかったことをとても残念に思っております。それでも試行錯誤を繰り返し続けた讃岐での日々は私の監督人生において決して忘れることのできないものとなりました。今後の巻き返しについては託すことしかできませんが、カマタマーレ讃岐の未来が明るいものになることを心から祈っています。2年半、本当にありがとうございました」

 また、カマタマーレ讃岐の代表取締役社長を務める増田勝氏も、クラブ公式サイトにてコメントを残している。

「平素はカマタマーレ讃岐にご支援ご声援を賜り誠にありがとうございます。このたび、監督交代を決断させていただき後半戦を戦うことにいたしましたのでお知らせさせていただきます。
今シーズンも前半戦が終了し降格圏の20位最下位という状況で、後半戦をどのように戦っていくか協議の結果、総合的に判断させていただきました。クラブが目標にしているプレーオフ圏内に向けて、新監督の元、選手・スタッフ皆で戦ってまいります。ファン・サポーター、ボランティアスタッフ、スポンサー、自治体、メディア、カマタマーレ讃岐を応援いただくすべての皆様には、今後も変わらぬご支援ご鞭撻をよろしくお願いいたします」

「米山監督には2023シーズンから2年半に渡り指揮をとっていただきました。就任当初は、決まった練習場もなく、クラブハウスもスタッフルームもない人工芝のサッカー場で、暑い日も、雨の日も全力で指導にあたっていただきました。いままでのカマタマーレ讃岐にはなかったサッカースタイルを構築し、香川県のサッカー界にも積極的に貢献いただきました。クラブとして、香川県民のひとりとして、心から感謝しております。米山監督の今後の活躍を祈念申し上げます」
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