インシーニェがいても得点数は増えず photo/Getty Images
24試合で18ゴールと大苦戦
リオネル・メッシ加入に沸くアメリカのインテル・マイアミだが、スター選手の獲得が成功に繋がるとは限らない。
現在MLSで苦しい状況にあるのがトロントFCだ。
トロントは昨夏にナポリからFWロレンツォ・インシーニェ、ユヴェントスからMFフェデリコ・ベルナルデスキを獲得。どちらもセリエAでの実績豊富な選手だが、そのトロントはイースタン・カンファレンスでワースト2となる14位に沈んでいる。そして最下位がインテル・マイアミだ。
インテル・マイアミはメッシ加入の報から注目を集めたこともあり、インテル・マイアミがイースタン・カンファレンスで苦しんでいるのは何度か話題になってきた。
しかし、トロントの状況はインテル・マイアミより酷いと言ってもいい。トロントはインテル・マイアミより2つ消化試合が多く、それで最下位インテル・マイアミとの勝ち点差は1しか離れていない。
インテル・マイアミが5勝を挙げているのに対し、トロントは僅か3勝だ。インシーニェとベルナルデスキを加えた攻撃陣も不発で、ここまで24試合を消化して18ゴールしか奪っていない。これはウェスタン・カンファレンス最下位のコロラド・ラピッズの16ゴールに次ぐワースト2位の数字だ。
伊『Calciomercato』によると、インシーニェには最近話題のサウジアラビア、ベルナルデスキにはイタリアのボローニャやモンツァからの関心が届いているという。ベルナルデスキはトロントのチームスタイルにも満足していないようで、MLS挑戦は結果に繋がっていない。
欧州トップリーグで活躍してきた選手を呼ぶだけでチームが強くなるわけではない。