クライファートもボーンマスへ photo/Getty Images
今季はトップ10争いに加わりたい
移籍市場ではどうしてもビッグクラブの動きに話題が集中するが、楽しみなクラブは他にもある。
イングランドで興味深い補強を展開しているのは、昨季15位でプレミアリーグをフィニッシュしたボーンマスだ。
昨季は何とか残留を勝ち取るシーズンとなったが、今季はさらに上を目指したい。そこへ向けたボーンマスの動きはなかなか印象的だ。
まずは昨季サッスオーロからレンタルで加入していたコートジボワール代表FWハメド・ジュニオール・トラオレ(23)が完全移籍に切り替わり、イングランド2部のブリストル・シティからは中盤でハードに戦えると評判のU-20イングランド代表MFアレックス・スコット(19)を獲得。
イングランド2部からは、ノリッジ・シティより攻撃的な右サイドバックのマックス・アーロンズ(23)を獲得。U-21イングランド代表での経験も豊富で、2019-20シーズンと2021-22シーズンにはプレミアリーグの戦いも経験している。計算しやすい実力者だろう。
さらにオランダのAZからは、19歳ながらハンガリー代表でプレイする左サイドバックのミロシュ・ケルケズ、インテルからはルーマニア代表のゴールを守るGKヨヌーツ・ラドゥ(26)をレンタルで獲得した。
前線ではオランダ人FWジャスティン・クライファート(24)をローマより獲得。クライファートは少し伸び悩んでいるところもあるが、アヤックス時代には確かなポテンシャルと評価されてきた選手だ。活かし方次第では化ける可能性もゼロではない。
昨季の下位クラブながら、ここまで積極的な補強を展開できるところはプレミアのクラブらしいが、果たしてボーンマスはTOP10争いに絡めるのか。今夏は楽しみな若手を数枚獲得することに成功しており、注目してみるのも悪くないだろう。