チェルシーの再建を託されたポチェッティーノ photo/Getty Images
一時は逆転したかと思われた
プレミアリーグ開幕節では、リヴァプールとチェルシーのビッグマッチが行われた。ともに昨季は好成績を残せず、再建途中にあるチーム同士。
今夏はチームを去った選手が多く、またけが人も多発していたチェルシー。しかし、マウリシオ・ポチェッティーノのチームは全員がよく戦っており、先制されたあともアクセル・ディサシのゴールで食らいついた。VARで取り消されたものの、ベン・チルウェルのゴールで一時は逆転したかと思われたほどだ。
英『Daily Mail』のコラムでもその戦いぶりは称賛されている。
「もしもあのとき、(グレアム・ポッターではなく)ポチェッティーノに任命していれば、昨季の惨状は避けられただろう。ポチェッティーノが第二候補だったことは周知の事実だ」
「ポチェッティーノのもとでの再建は進行中だが、必ずしも時間がかかったり、痛みを伴うものではないと示すに十分だった。もちろんシーズン後半まで判断を留保するのが賢明だ。しかしこれは始まりに過ぎなかったが、最初の試合で上向きの軌道を示すのに十分前向きな姿勢が見られた」
「ルイス・ディアスの攻撃に遅れをとったあともひるまなかった。彼らは結集し、互角だった。昨季のチェルシーがこれほど心を揺さぶる反応を集めたかは疑問だ。選手がポチェッティーノを支持しているのは明らかだ」
トッテナムを激しく、しかし規律だって戦う集団に仕上げたポチェッティーノの手腕は、やはりチェルシーでも発揮された。