イタリア代表でも時折輝きを放ったバロテッリだが……photo/Getty Images
元ミランの暴れん坊MFは語る
近年のイタリアサッカー界最大の後悔として度々話題に挙がるのがFWマリオ・バロテッリだ。
素質はトップクラスと言われながら、バロテッリは若い頃より何かとトラブルの多い選手だった。
そんなバロテッリのキャリアを嘆くのは、ミランで一緒にプレイした経験を持つ元ガーナ代表MFケビン・プリンス・ボアテングだ。
ボアテングもやや暴れん坊なタイプではあったが、こちらも才能は確かだった。ミランでは10番を背負ってプレイしたこともあり、ダイナミックなプレイに定評がある。
伊『Calciomercato』によると、ボアテングはバロテッリの才能ならバロンドールを複数回は狙えたはずとコメントしており、トレーニングで見せるプレイに驚かされていたという。
「個人的にはバロテッリが大好きで、彼ならバロンドールを3回は受賞できたと思う。今のミランならレオンもとても上手い選手だが、マリオは別のレベルにあったし、驚異的だったよ。彼と一緒にプレイする中で、彼が真剣に取り組んだときに発揮するプレイを見てきた。彼が調子を上げていた頃は、世界で最高のストライカーの5人のうちの1 人だったよ。ズラタン・イブラヒモビッチのクオリティに近かったのはバロテッリだけだった」
近年のアズーリはストライカー不足に悩んでいるが、バロテッリが順調に育っていた場合はその問題も解決できたかもしれない。33歳の今でも代表でプレイできたはずで、巨大な才能を活かし切れなかったのは非常に残念だ。