ボーフム戦後のバイエルンの選手達 photo/Getty Images
2015年以来の公式戦3連敗
18日(現地時間)、バイエルン・ミュンヘンはブンデスリーガ第22節ボーフム戦に臨み、2-3で敗れた。先週10日の同21節レヴァークーゼン戦(0-3)、15日に行われたラツィオとのUEFAチャンピオンズリーグ決勝トーナメント1回戦1stレグ(0-1)に続く敗戦で、公式戦3連敗となった。
リーグ優勝への望みを繋ぐために勝利が必要不可欠だったバイエルンは、14分にドイツ代表MFジャマル・ムシアラのゴールで幸先よく先制する。しかし、38分にボーフムの日本代表FW浅野拓磨に同点ゴールを許すと、44分にもコーナーキックからDFケヴェン・シュロッターベックにヘディングシュートを決められて失点。1点のビハインドで前半を終える。後半になってもボーフムの守りを崩せず、逆に78分にはMFケビン・シュテーガーにペナルティキックを決められて決定的な3失点目を喫し、敵地で敗れた。
この結果、首位レヴァークーゼンとの勝ち点差は8ポイントに広がり、ブンデスリーガ12連覇達成に黄色信号が灯る事態となった。こうしたチームの現状は、勝つことに慣れたバイエルンの選手達には受け入れがたいようだ。
ボーフム戦に先発したドイツ代表MFレオン・ゴレツカは、同試合を中継したイギリスの有料放送『DAZN』のリポーターから「リーグ優勝の可能性をまだ信じているか」と問われると、「今は、その質問に『イエス』と答えるのは難しい。正直に言うと、あらゆることが僕らと逆向きに進んでいる。空想にふける必要はないよ。自分達の試合を見つめ直さないといけない」とコメントし、レヴァークーゼンとの優勝争いがだいぶ厳しいものになったと認めた。
また、ゴレツカは「今の状況は、終わりのないホラー映画のようだ。何もかもうまく行っていない。
バイエルンの次戦は、24日に予定されているホームでのブンデスリーガ第23節ライプツィヒ戦。5位ライプツィヒとの上位対決を制し、連敗を止めることができるのだろうか。