今冬にスペイン復帰を果たしたロメロ photo/Getty Images
メッシ以来の最年少複数得点
かつてダニエウ・アウベスに「アイツはレオ(メッシの愛称)だ」と言わしめたアルゼンチンの若き才能がついに目覚めるか。
24日に行なわれたリーガ・エスパニョーラ第26節で、アトレティコ・マドリードをホームへ迎え入れたアルメリア。
ロメロはマジョルカに在籍していた2020年6月に、当時15歳ながらリーガ・エスパニョーラデビューを果たした逸材。2021年夏からは戦いの場をイタリアへ移し、ラツィオとACミランでプレイしていたが、なかなか出場機会に恵まれず。今冬の移籍市場でミランからアルメリアへのレンタル移籍を決断し、スペインへ復帰していた。
そんな中でやってきたアトレティコ戦。ロメロは移籍後初スタメンを飾ると、その期待に応えてみせる。1点ビハインドで迎えた27分、ペナルティエリア右手前でボールを受けると、3人に囲まれながらもしっかりボールをキープ。前を向いてミドルレンジから思い切って左足を振り抜き、ゴールネットを揺らした。
さらに、再びアトレティコにリードを許して迎えた64分、ジョナタン・ビエラのスルーパスからペナルティエリア内へ侵入したロメロ。左足のアウトサイドキックでゴール右上をぶち抜き、試合を振り出しに戻したのだ。なお、データサイト『opta』によると、ロメロの19歳98日での複数得点は、リーガ・エスパニョーラにおけるアルゼンチン人としては2006年1月のリオネル・メッシ(18歳219日)以来の最年少記録だという。
試合はこのまま2-2で終了し、ロメロは最下位に沈むチームに貴重な勝ち点をもたらした。