今季は苦戦しているラッシュフォード photo/Getty Images
気になるマンチェスター・ダービーでの起用法
プレミアリーグ第27節でマンチェスター・シティとのマンチェスター・ダービーを控えているマンチェスター・ユナイテッド。
怪我人が多い中で迎えたこの試合だが、気になるのはFWマーカス・ラッシュフォードのポジションだ。
そんななか、英『Daily Mail』はウインガーとして起用された時と、CFとして起用された時の同選手のデータを紹介している。ラッシュフォードはこれまでウインガーとして170試合に出場し、CFでは115試合に出場している。ウインガーの時は61ゴールをマークし、CF時には42ゴールをマークしている。どちらも90分あたりのゴール数は約0.39となり、ほとんど変わらない。
さらに90分あたりのチャンスクリエイト数もどちらのポジションでも1.2を記録している。90分あたりのシュート数(ウインガー時は2.8、CF時は3.1)、90分あたりのアシスト数(ウインガー時は0.2、CF時は0.18)も大差はない。しかし、90分あたりのボールタッチ数はウインガーの時は51.4、CF起用時は42.6となっており、CF起用時はタッチ数が少し減る傾向にある。
ボールを触ることでリズムを作るラッシュフォードにとって、ボールタッチ数が減ることは自身の本来のパフォーマンスを発揮できない要因の1つとなり、試合中に集中力が切れたシーンもよく見られる。
とはいえ、データを見る限りではCF起用時にもしっかりと結果を残してきた過去があるラッシュフォード。プレイスタイルは異なるが、ホイルンドがいなくても違う形で穴を埋めることが本来であればできるはずだ。