デ・ロッシ新体制で“攻撃的”なローマが躍動中 生まれ変わった...の画像はこちら >>

セリエAで印象的な戦いを見せるローマ photo/Getty Images

大量得点奪うゲームが増えている

ジョゼ・モウリーニョを解任し、ダニエレ・デ・ロッシを新指揮官に据えたローマが見事な戦いを見せている。今節はモンツァを4-1のスコアで撃破していて、順位も5位まで上がってきた。

十分にトップ4を狙える位置だ。

デ・ロッシ就任当初より印象的なのは、ローマに攻撃的なマインドが植え付けられたことだ。今節はモンツァに4点を奪って快勝を収めたが、前節はトリノを3-2、その前はフロジノーネを3-0で撃破するなど、得点力が目立つ。

モウリーニョよりもデ・ロッシの方が攻撃的であるのは確実で、『Get Football Italy』は「モウリーニョの下でのローマは一貫性を欠いていた。チームが明確な戦術プランを持てなかったためだ」と前政権の問題点を振り返っていて、その部分がデ・ロッシへの交代で改善されつつある。

モンツァ戦でゴールを決めたMFロレンツォ・ペッレグリーニもデ・ロッシ体制に手応えを感じているようで、次のようにコメントしている。


「いつも彼が素晴らしい監督になってくれればと考えていたんだ。彼の細部までこだわったトレーニングには驚かされるよ。もちろん僕たちがまだ何も達成していないことは分かっている。これが始まりならば、ここからのローマがどうなっていくか楽しみだよ」

ローマは今週のヨーロッパリーグ決勝トーナメント1回戦でイングランドのブライトンと対戦する。ベスト16屈指の好カードであり、今のローマならば上位進出を十分に狙えるはず。監督交代からローマにはポジティブな空気が流れている。